「製造ラインは絶対止められない」感染症対策は徹底してきたが、PCR検査も受けることを決めた

事業内容:医薬品関連

■製薬に関わる業種のため、コロナ流行初期から感染対策を徹底してきた

ー 新型コロナの企業活動への影響はどのようなものでしたか

弊社は医薬品の原材料の製造に関わる業種ですので、さいわい売上面での大きな落ち込みはありませんでした。

しかし、万が一にも本社工場の従業員にコロナの感染者が出てしまうと製造ラインがストップしてしまう可能性があり、それだけは避けなくてはなりませんでした。

そこで工場のオペレーションを止めないことを最優先し、感染対策をすみやかに実行しました。

ー 具体的な感染防止の対策を教えてください

医薬品関連事業である関係上、過去のSARSや鳥インフルエンザの流行時から、感染対策は行ってきました。

今回も、流行が広がり始めた2020年2月頃からマスク着用・手洗い・アルコール消毒・検温を実施。

当初は各自自宅で検温する形でしたが、出社時に非接触体温計での検温へと切り替え、最終的にはモニタースキャン式の検温システムを購入して、社員・来訪者全員の検温ができるようにしました。

ー 初期からしっかりとした対策を取られていたのですね

万が一製造ラインがストップすれば、医薬品が供給できなくなり、社会的にも経営面にも多大な影響を及ぼします。

そういった事態は絶対に避けなければなりませんので、他の業種に先駆けて対策を行ったという自負はあります。

■海外事業所の事例から、PCR検査導入を検討し始めた

ー 社内で陽性者が出たことはありますか

ありません。
ただ、感染しても無症状のケースがあると聞いてからは、知らないうちに社内で感染が広がる可能性を当初から危惧していました。

ー PCR検査を導入しようと思った直接の理由はなんですか?

弊社ではコロナ流行を受け、社内で感染症対策のガイドラインを作成していました。その中に「直近一週間の感染者数が10人を超えた地域に滞在後、本社工場に出社する場合は、2週間の待機を要する」というルールがあります。

しかし各地の感染者が増えてくると、その運用では業務の進行に差し支えるおそれが出てきました。とくに年末年始には各地に帰省する社員も増えるため、早期に安全を確認して出社できる手段が必要だったんです。

そこで、同じくクリスマスやサンクスギビングの休暇を利用して帰省するスタッフの多かった海外事業部の事例を参考に「PCR検査で陰性ならば出社可能とする」という運用を検討し始めました。

■キットの信頼度やレスポンスの速さ・サポートが魅力で「スマート検査ラボ」に決めた

ー 「スマート検査ラボ」を知ったきっかけを教えてください

最初は自治体のホームページや、近隣の病院・クリニックをネットで検索したのですが、自治体のPCR検査はいくつも条件をクリアしなくては受けられず、手続も煩雑で、すぐに受けることができないと思い断念しました。

また病院やクリニックは予約待ちが続いており、受けられるのはかなり先になりそうでした。

そこで「PCR検査 無症状」「PCR 外部検査」などのキーワードを打ち込んで検索すると「スマート検査ラボ」が見つかったんです。

ー 他にもPCR検査の機関はありますが、選んでいただいた決め手は?

決め手は2つありました。

1つは、検査キットが日本のバイオ機器メーカーである「タカラバイオ社」製だったことです。新聞等でも見かけたことがあり、検査結果を信頼できると感じました。

もう1つは、陽性反応が出た場合に、本人に知らせるだけではなく保健所への連絡まで行ってくれる点です。

正直、価格だけならもっと安いところも他にあったのですが、弊社が医薬品事業に関わっていることから、結果の信頼性や透明性を重視して、「スマート検査ラボ」に決めました。

ー サイト内の動画は申し込み前にご覧になりましたか

ニュースなどでPCR検査は鼻に長い綿棒を入れて痛い…というイメージがあり、果たして私たちが自分でちゃんと行えるのか心配だったので見ました。

しかし、動画で唾液を採取する方法だと分かり、これなら誰でも確実に行えると納得して申し込むことができました。

ー 申込前にお問い合わせはされましたか

はい、経理担当者から支払いなどの手順確認と、私から、まとめて購入して小分けに提出することは可能かどうかを質問しました。

上記がかなり気になっていたのですが、すぐに「大丈夫です」と回答がもらえて安心しました。

■まずは私自身が検査。すぐに結果が届き、信頼できると感じて追加発注

ー 導入までのステップを教えてください

まずは私自身が1回分を発注。年末年始の帰省後、早期に出社できるよう検査を行いました。少し失礼ですが、その時は「お試し」のような気持ちもありましたね(笑)。

キットが届いたその日にすぐ検体を採取して郵便局から発送。48時間以内に結果が出るとのことだったのですが、翌日には陰性との結果が届き満足でした。

そこで社内用ストックとして5回分を追加で発注させてもらいました。

ー 不便だった点、改善してほしい点はありますか

そうですね、最初の登録画面は少し入力が面倒だったかもしれません。慣れればスムーズに追加発注などができました。

あとは、検体を入れる瓶が小さいので、氏名を細いボールペンなどで書こうとしたら、油性マジックでないと書けず…細い油性マジックが手もとになかったため、コンビニに走りました(笑)。

ラベルに書いて貼る形式などにしていただけるとさらに良いですね。

ー 社内では、検査のことをオープンにされましたか

はい、もちろんです。

私自身が検査した時も、そのことを社内に伝えて自宅からリモートで仕事をしていました。

PCR検査の実施状況を社内で共有するのがあたりまえ…という姿勢をこれからも続けていこうと思います。

■海外拠点とも連携し、全社員のPCR検査も念頭に感染対策を徹底していく

ー 現在、社内の感染状況把握や管理はどのようにしていますか

引き続き、社内ガイドラインにそって進めていきます。

具体的には、感染対策担当者を置き、社員の家族などがPCR検査を受けたり濃厚接触者になった場合は必ず報告のうえリモートに切り替える、感染者の多い地域に居住する社員が本社工場に来る前にはPCR検査を行い、陰性の確認が取れてから移動する、検査を受けた社員は、結果のスクリーンショットを会社に提出する…などのルールを定めています。

ー 今後の検査キットの使用予定は

直近では、緊急事態宣言の出ている都道府県から工場の機器のメンテナンス業者が来訪します。

その方と、対応担当者である私が、ともに社内にストックしているキットで事前にPCR検査を行う予定です。

検査の受付は24時間対応してくれるので、早期に通常業務が継続できて助かりますね。

ー 知人や他社に「スマート検査ラボ」をすすめようと思われますか

はい、まず弊社でこのような検査体制を整えていることは、顧客や取引先に安心していただける材料となりますので、積極的に伝えていきたいと思っています。

また同業他社に向けても、機会があれば「こんな検査があるよ」ということを紹介していきたいと思っています。

ー 今後の感染対策の予定や見通しを教えて下さい

はい、引き続き、感染者の多い地域から出社・来訪する人には、「スマート検査ラボ」のPCR検査を受けてもらう予定です。

また、ゴールデンウィークなどの長期連休後の出社前には、全社員がPCR検査を実施することも検討しています。

ー 多人数の検査には、一括で結果を管理できる画面もご用意しています

それは助かりますね。その際はぜひ活用しようと思います。

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